省エネルギー「マイナス10%運動」

目を見張る!自主的な社内業務改善


松本電工株式会社
電気工事業・太陽光発電販売事業。環境改善目標として、(1)電気使用量の削減、(2)ガソリン使用量の削減、(3)紙の購入量の削減、(4)廃棄物の削減、(5)太陽光発電システムの販売促進、(6)対象現場清掃の励行をあげる。KEMSステップ2認証取得。


KEMSステップ2に挑戦

事業をデパ−ト化(電気工事に付随する営業種目を増やす)して、仕事のカテゴリーを増やそうと、5年前から太陽光発電システムの事業に着手していま す。当時は、環境問題にそれほど強い関心があったわけではないのですが、ワット神戸の活動などを通じて自社と環境の問題を考え始めたことと、神戸市が KEMSを推進していると聞いて、中間報告会に参加。翌日、いきなり「KEMSを取得する」と社内発表して講習をうけることになりました。
そして、どうせ挑戦するなら、どうせ苦労するなら、難しい方でいこうとステップ2を選びました。ステップ2は内部監査制度などもあり、将来的にISO14001を取得する時にも必ず役立ちます。ステップ2でも審査登録料は20万円弱でした。

認証取得までは山あり?谷あり?

1回目の構築講座は社員全員が参加。その後はプロジェクトチームを組んで、責任者を中心に取り組みました。当社では嬉しいことに若手社員が積極的に 取り組んでくれたのですが、初めて取り組むマニュアル作りが大変で、事例などをもとに作成していきましたが責任者は大変だったと思います。
もう1点、環境改善目標を選んだ理由を全社員に理解してもらうことが大変でした。反対する人はいなかったので、一丸となってすすんでいるとは思うのですが、試行錯誤のなかで取り組んだというのが正直な気持ちです。

KEMS取り組みのなかでの社内変化


社員が自主的に取り組んだ書類見直し会議の記録

今まで、基本的な工事マニュアルはあったのですが、個別対応が求められることが多いことなどを理由にして、書類様式が定型化されておらず、担当者が それぞれ思い思いの書類を使っていました。それが、KEMSで発行文章の承認・管理、記録の保管などの手順を通じて、それまでの漠然としていた不満や疑問 が、環境委員のメンバーを中心とした「書類見直し会議」となって、社員全員の創意と工夫で統一した様式の作成となりました。
まだ一つずつ取り組んでいる段階ですが、この取り組みで、担当者がいなくても、一連の流れが分かるようになり、工事仕様書等も誰がみても判るものに工夫さ れました。会議の議事録もきちんと残して、どんな会議だったのか、決めたことのフォローやアクションを起こす時に役立つよう改善されています。

KEMS認証取得の反応

KEMSはISOと違って企業負担も少なく、どの企業でも取得することができると思います。そして、この制度は環境負荷を軽減するだけでなく、間違いなく社風や社員の意識を変えます。
当社は、初の取得認証と言うことで、新聞や業界紙に掲載され、知り合いや同業者から電話をもらったり、業界の勉強会での体験報告を依頼があったりしました。KEMS取得で、会社が変わったと評価されるように努力していきたいです。