今まで難しかったPDCAの習慣がついた

株式会社藤製作所
各種ガス機器の製作・販売業。環境改善目標として、(1)産業廃棄物の削減、(2)事務用紙使用量の削減、(3)電気使用量の削減をあげる。KEMSステップ1認証取得。
KEMSの認証取得のきっかけ
1年前の企業環境セミナーに参加してKEMSのことを知り、負担が大きいISO14001でなく、中小企業でも取り組みやすいKEMSに挑戦しました。
もともと郊外という土地柄、排水・空気・排気には充分に気をつけていましたが、地域との関係をさらに大切にしたいとの思いと、いつも同友会で言われている「第三者に評価される会社」を意識して、外部評価される事で、会社を変えるきかっけにしたいとの強い考えがありました。
取得までの期間と費用
取得までの期間は6ケ月かかりました。最初のうちは「社長はまた何を勉強してきたのか知らないけれど、社員に負担かけることはやめて」というムード がありましたが、環境委員のメンバーを中心に、費用の削減になることや、構築したシステムが他にも使えるといったメリットがあることを伝えることで、理解 をしてもらいました。社内全体が本気になったのは、「登録審査時には誰に質問されるか分からないので、何を聞かれてもいいように」と言ってからかもしれま せん。費用はステップ1の場合、初めの構築講座受講が1万円で、審査登録費用が5万6千円、あとコンサルタント料が3万円程度です。
KEMSを認証取得してよかったこと
一番始めに目に見えて変わったことは、工場のなかが片づいたことです。これは、今まで実施していた形だけだった6S運動との相乗効果です。
当社の場合KEMSでは、最高責任者である社長の下に、環境管理責任者をおき、製造・営業・総務の部門毎に環境推進者を決めて、毎月定例の環境会議で課題 をだしあい、目標に対してどこまで進んだかチエックして改善していきます。このPDCAの仕組みを6S運動と安全衛生管理の取り組みにも取り入れることが
できたのです。このシステムによって、社員同士の意思疎通がはかられ、指示が的確に伝わるようになりました。
環境に対する効果はあるのか
大いに効果はあります。特に、紙使用量の削減については、今までもずっと目標にして徹底できずにいたのが、みんなの意識が変わりはじめています。産 業廃棄物についても、これまでは燃えるゴミや再利用できるものまで捨てていたのが、きちんと分類することで、処分費用などの無駄だった経費が削減されてい ます。何よりも嬉しいのは、工場内が整理整頓され、無駄な在庫部品がなくなったことです。
中小企業にとっての環境マネジメントシステム

藤製作所のKEMS・6S・安全衛生管理の組織図
環境問題はメーカーだけでなく、すべての企業が無関心ですまされない問題です。経費節減で頭を悩ますより、KEMSなどの環境マネジメントシステム への取り組みが効果的に結果を出せると思います。また、経営理念で社会貢献をあげている企業は、取り組みの浸透も早いと思います。
当社では、KEMS・6S・安全衛生管理のそれぞれで効果がはっきり出てきたので、ここ2年間で現在の仕組みを確立させ、その後ステップ2にも取り組んでいきたいです。
省エネルギー「マイナス10%運動」

